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検査

血液検査


・西澤内科クリニックでは全ての血液検査を株式会社LSIメディエンスに依頼して
 おります。
・通常の血液検査では、翌日に検査結果を知ることが出来ます。
・慢性疾患の判定に必要不可欠な、高度な血液検査も迅速に行えます。
 

もらってきた血液検査のデータ、帰ってきたら何の検査だったか気になったことはございませんか?そのようなときは下記の一覧表から調べるか、右の画像リンクをクリックしてLSIメディエンスHPの検査項目解説ページでお調べ下さい。

 

 腫瘍マーカ検査(血液検査)
AFP
    肝臓 2センチ以下の原発性肝臓がんでは約半数が陽性となり、早期発見に有効とされ、病期の進行とともに陽性率は上昇します。
CEA 全体 CEAは日本語訳で「がん胎児性抗原」とよばれ、各種のがんの確定診断における補助的な検査です。古い歴史をもつため、本項目を提供しているドック・総合健診は多いですが、消化器系のがんだけでなく種々のがんで増量するため、臓器特異性が少ないです。炎症、糖尿病、腎不全でも増量します。
PSA 前立腺 前立腺がん、良性前立腺肥大、前立腺炎等の前立腺疾患で高値になり、早期発見に有効です。また前立腺の炎症がある場合も値が高くなり、確定診断には生検による病理学的検査が必要です。
CA125 卵巣 主に卵巣がんのマーカーであるが子宮内膜のがんや子宮けいがんや肺がん、肝がん、胆嚢がん、膵がん、など他のがんでも上昇します。良性卵巣嚢腫、子宮内膜症、子宮筋腫、炎症等の非がん疾患でも上昇します。妊娠早期や月経期、更年期初期に数値の上昇がみられることがあり、月経周期を鑑みて採血を行う必要があります。
CA15-3 乳房 日本では乳がん検診に広く定着している腫瘍マーカーですが、乳がんに対する特異性はそれほど高くありません。乳がん手術後の経過をみる(再発の発見や治療効果の判定)には効果的です。
エラスターゼ 1 膵臓 急性膵炎、慢性膵炎、膵がんや胆道系疾患において膵臓の炎症、膵管の狭窄による膵液の血中への逸脱で高値になります。 
シフラ 21-1 比較的新しい腫瘍マーカーであり、全肺がんでは57.5%が陽性を示し、肺の良性疾患では15.0%と低率で、肺がんへの特異性が高く、肺がんが疑われる状況での補助診断として有用です。


血液検査の簡単チェック

分類 検査項目名称 略称  検査内容
 肝機能 総蛋白 TP  栄養状態と肝・腎機能の指標。肝硬変やネフローゼによる低蛋白血症で低下し、脱水や多発性骨髄腫などで上昇。
  総ビリルビン T-Bil ヘモグロビンやポルフィリン体の分解産物。総ビリルビンとその分画は、肝疾患の診断、黄疸の鑑別に有用。
  直接ビリルビン D-Bil 肝でグルクロン酸抱合を受けたビリルビン。総ビリルビンとともに、肝疾患の診断、黄疸の鑑別などに重要な検査。
  アルブミン Alb 肝臓で合成される血中の主たる輸送体蛋白。栄養状態の悪化や肝障害の程度を反映して低下する。
  ロイシンアミノペプチターゼ LAP さまざまな臓器や胆汁中に広く分布する加水分解酵素。黄疸の鑑別や肝・胆道系疾患の診断、経過観察などに用いられる。
  アラニンアミノトランスフェラーゼ ALT(GPT) 肝細胞の破壊に伴い血中に逸脱する酵素。AST(GOT)よりも肝に特異性が高く、肝炎の病勢指標に用いられる。
  アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ AST(GOT) 代表的な肝機能の指標。肝細胞障害で血中に逸脱するが、骨格筋、心筋、赤血球などの破壊でも上昇をみる。
  γグルタミントランスペプチターゼ γ-GP(γ-GTP) 肝・胆道系障害のスクリーニングに用いられる検査。肝ミクロゾームでの薬物代謝に関与する酵素で、胆汁うっ滞や、アルコール性、薬剤性肝障害で上昇する。
  コリンエステラーゼ ChE コリンエステルをコリンと有機酸に加水分解する酵素。主に肝疾患により低下し、有機リン剤による中毒でも低値をとる。
  アルカリフォスターゼ ALP 肝障害、胆汁うっ滞や骨疾患、妊娠等で上昇を示す酵素。血液型がB型、O型の人はやや高め。
  乳酸脱水素酵素 LDH ほとんどの組織や臓器に分布する酵素。貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。
腎機能 尿酸 UA 腎臓から排泄される核酸の最終代謝産物。高値の場合は、痛風や痛風腎、尿路結石症を発症する。
  尿素窒素 BUN 血液中に含まれる尿素窒素。腎機能の指標として広く利用され、腎不全、熱傷、消化管出血や高蛋白食摂取で上昇。
  クレアチニン CRE 筋肉内でクレアチンから産生される非蛋白性の窒素化合物。食事など外的因子の影響を受けない腎機能の優れた指標。
膵臓 アミラーゼ AMY 膵外分泌機能障害を伴う疾患で低値に。
筋肉 クレアチンキナーゼ CPK(CK) 骨格筋や心筋の崩壊を反映して上昇する酵素。急性心筋梗塞や多発性筋炎で上昇。
糖尿病 血糖(グルコース) BS(GLU) 「血糖値」と呼ばれる。糖尿病の基本的な検査。食事の前後で変動が大きいが、空腹時で126mg/dl以上は糖尿病を疑う。
  ヘモグロビンA1c HbA1c 糖が非酵素的に結合したヘモグロビン。糖尿病患者における過去1~3カ月の長期血糖コントロールの指標。
脂質 総コレステロール T-Cho 原発性・続発性高コレステロール血症のスクリーニング検査。
  中性脂肪 TG 動脈硬化の危険因子。食後は高値になるため、採血は空腹時に行う。
  高比重リポ蛋白-コレステロール HDL-Cho HDLというリポ蛋白の粒子に含まれるコレステロール。一般に善玉コレステロールと呼ばれ、低値は動脈硬化の危険因子。
  高比重リポ蛋白-コレステロール LDL-Cho LDLというリポ蛋白粒子に含まれるコレステロール。俗に「悪玉コレステロール」と呼ばれ、高値は冠動脈疾患の危険因子。
電解質 ナトリウム Na 細胞外液中の陽イオンの主体。主要な浸透圧活性物質。
  カリウム K 異常高値の場合には心室細動から心停止を起こす。血球内に多く含まれるため溶血による見かけ上の高値に注意。
  クロール Cl 酸塩基平衡異常の診断に有用な検査。血中の代表的陰イオンでNaと共に測定し両者のバランスにより診断。
  カルシウム Ca 骨代謝だけではなく筋収縮、血液凝固にも必須な物質。PTH、ビタミンD、カルシトニン等が血中濃度を厳密にコントロール。
  無機リン P 副甲状腺ホルモンおよびビタミンDにより調節される生体内の重要な無機物。血中では大部分がH2PO4-とHPO42-として存在。
炎症反応・血液腫瘍・貧血 白血球数 WBC 白血病などの血液疾患や炎症性疾患の診断・経過観察に用いられるスクリーニング検査。
  赤血球数 RBC 貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査。
  C反応性蛋白 CRP 代表的な急性相反応物質。炎症性疾患や体内組織の崩壊がある場合に血中で増加し、炎症マーカーとして用いられる。
  好塩基球 NE-Baso 白血球の成分を調べて、血液疾患や感染症等の有無を調べます。
  好酸球 NE-Eosino Ⅰ型アレルギーで炎症細胞の一つとして増加する白血球。寄生虫感染でも増加することが知られている。
  リンパ球 NE-Lympho 白血球の成分を調べて、血液疾患や感染症等の有無を調べます。 
  単球 NE-Mono 白血球の成分を調べて、血液疾患や感染症等の有無を調べます。
  顆粒球 NE-Neutr 白血球の成分を調べて、血液疾患や感染症等の有無を調べます。
  血色色素 Hb 赤血球中の赤い色素の割合を示し、貧血の度合いを調べます。
  ヘマトクリット Ht 全血液中の赤血球の割合を示し、貧血の度合いを調べます。
  平均赤血球容積 MCV 貧血、多血症の診断に用いられる検査。
  平均赤血球血色素量 MCH 貧血、多血症の診断に用いられる検査。
  平均赤血球色素濃度 MCHC 貧血、多血症の診断に用いられる検査。
  血小板数 Plt 出血傾向の発見と肝臓病の経過観察に用います。
  Fe 血液中の鉄分の量を表し、鉄欠乏性貧血の時は減少します。
  フェリチン フェリチン 貯蔵鉄量の指針。
  不飽和鉄結合能 UIBC 鉄輸送蛋白の鉄が結合していない部分で、鉄結合予備能を表します。
  総鉄結合能 TIBC 不飽和鉄結合能と血清鉄の量を合わせたもので、トランスフェリンの量を鉄の量に換算して表しています。
凝固 活性化部分トロンボプラスチン時間 APTT 内因性凝固活性の指標です。PTと共に出血性素因が疑われる患者のスクリーニングに用います。
  プロトロンビン時間 PT 外因性凝固活性を総合的に判定するための指標です。
  プロトロンビン時間国際標準化比 INR 抗凝固剤(ワーファリン)投与時のモニタリングに用いる。
  トロンボテスト TT 抗凝固剤(ワーファリン)投与時のモニタリングに用いる。
検尿 尿蛋白定性 尿-蛋白定性 腎臓病を調べるための検査。
  尿糖定性 尿-糖定性 糖尿病の可能性を判定する目安。
  尿潜血反応 尿-潜血反応 腎臓病や結石、膀胱炎の時には血尿が出る。
  尿ウロビリノーゲン 尿-ウロビリ 肝機能障害の時には陽性反応が出る。
ホルモン インスリン インスリン 糖代謝ならびにアミノ酸、脂質代謝などに関与する膵由来のホルモン。糖尿病の診断・病態把握、膵機能の診断に有用。
  甲状腺刺激ホルモン TSH 下垂体前葉から分泌され、甲状腺ホルモンの分泌を刺激する糖蛋白。甲状腺に異常がある場合、まず第一に測定される。
  遊離トリヨードサイロニン FT3 甲状腺ホルモンの一種、T3の遊離型。血中T3の大半はほとんどが蛋白と結合し活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量。
  遊離サイロキシン FT4 甲状腺ホルモンの一種。T4は、ほとんどが蛋白と結合しており活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量。
  レニン活性 レニン活性 昇圧作用をもつアンジオテンシンⅠを生成する蛋白質。産生されたアンジオテンシンⅠの量からレニンの動態把握を行う検査。
  コルチゾール コルチゾール ACTHにより調節され、主に副腎皮質束状層から分泌される糖質コルチコイド。過剰でクッシング症候群、不足でアジソン病を起こす。
  アルドステロン アルドステロン 代表的な鉱質コルチコイド。レニン-アンジオテンシン系により調節されているため、レニンの同時測定が病態把握に有用。
  カテコラミン3分画 カテコラミンF3 昇圧作用を持つホルモン。褐色細胞腫で高値。ストレスの影響や日内変動が大きいため尿中濃度測定も有用。
  脳性ナトリウム利尿ペプチド BNP 心臓の心室より分泌されるホルモン。慢性心不全、および急性の心疾患の病態把握や予後の推定に有用。
  ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド HANP 主として心房で合成・貯蔵され血中に分泌されるホルモン。各種心疾患および腎疾患で重症度に並行して高値となる。
  アンジオテンシン転換酵素 ACE アンジオテンシンⅠをⅡに変換する酵素。サルコイドーシスで高値になる。
 腫瘍マーカー 癌胎児性抗原 CEA 消化管の悪性腫瘍を中心に、もっとも汎用的に用いられる血中腫瘍マーカー。
  α-フェトプロテイン AFP 肝細胞癌で上昇する、本来は胎児肝細胞由来の血清腫瘍マーカー。肝炎や肝硬変でも軽度~中等度に上昇をみる。
  神経特異エノラーゼ NSE 肺小細胞癌、神経芽細胞腫、神経内分泌系腫瘍の診断と経過観察に有用な血中腫瘍マーカー。
  扁平上皮癌関連抗原 SCC抗原 子宮頚部、肺、食道、頭頚部、尿路・性器、皮膚などの各扁平上皮癌で高値となる血清腫瘍マーカー。
  CA 19-9 CA 19-9 膵癌、胆道癌をはじめとする各種消化器癌で上昇する血中腫瘍マーカー。血液型Lewis抗原の影響を受ける。
  前立腺特異抗原 PSA  PSAのうち、米国FDAの認可を受けているため世界的にも評価されている測定法。